ここは (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊だった
地球の磁場が高速で入れ替わった証拠を、1500万年前の岩石から発見
2010
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09
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10
地質学
地球の北磁極[地磁気のS極。方位磁針のN極が真下を向く地点]と南磁極[地磁気のN極。方位磁針のS極が真下を向く地点]が、すさまじい速さで入れ替わる途中の瞬間が保存されていると見られる磁性を帯びた鉱物が、1500万年前の岩石から発見された。このような「地球磁場の逆転」は、数十万年ごとに発生しているが、通常、1回の逆転に約4000年を要するとされている。ところが、米国ネバダ州の岩石を調査した結果、この磁場の逆転が驚く...
マグマの上昇路ホットスポットの根っこはマントル最下部
2010
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08
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05
地質学
ハワイ島の真下にあるマグマの上昇路「ホットスポット」はマントルと核の境界に近いマントル最下部に源を発することが、東京大学の研究チームによって突き止められた。東京大学大学院理学系研究科の河合研志・客員研究員とロバート・ゲラー教授は、地震波の理論波形を計算して観測波形と直接比較するという新しい手法により、ハワイホットスポットのマントル上昇がどこから始まるかを探った。その結果、深さ約2,700-2,500キロ付近...
アイスランドの火山噴火、昨夏から前兆地殻変動 地球観測衛星「だいち」の地表画像を解析
2010
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04
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28
地質学
欧州で大規模な空港閉鎖を招いたアイスランドの火山噴火で、前兆となる地殻変動は昨年夏から始まっていたことが23日、東京大地震研究所の青木陽介助教(火山物理学)らの分析で分かった。 衛星画像を使いマグマが蓄積し始めた時期をとらえた。研究チームは今後地下のマグマ量を推計し、沈静化する時期の予測に役立てる。地球観測衛星「だいち」のレーダーがとらえた火口付近の地表画像を解析した。 それによると、火口周辺が昨...
富士五湖の水、本当にわき水? 成分ほとんど一致せず
2010
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03
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18
地質学
富士山(3776メートル)に降った雨が長い年月をかけて地中をしみ通ってわき出した湖と伝えられてきた山梨県の富士五湖の定説が覆るかもしれない。同県環境科学研究所が、五つの湖の水と、周辺のわき水の成分を分析したところ、ほとんど一致しないことが分かった。富士五湖の水はどうやら、地中深く流れる「伏流水」ではなく、富士山の表面を流れてきた水らしい、という。国際宇宙ステーションから見た富士山 研究所は富士山天然...
南極隕石隊、快挙続々 これまでに500個近い隕石を発見 貴重なユレーライト・鉄隕石なども
2010
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01
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23
地質学
51次南極観測隊の隕石隊8人が、セールロンダーネ山地(セルロン)で探査を始めて10日余り。これまでに500個近い隕石を発見した。貴重なユレーライトや鉄隕石などもあり、予想を上回る成果をあげている。 隕石は、日本に持ち帰った後、国立極地研究所などで解析する。隕石は46億年前に太陽系とともに生まれ、変化していない。南極に降ったのは数千年から10万年前で、極地研などは、太陽系の誕生と成長の謎を解くカギとなると期待...
桜島、「最終的に溶岩流出」との活動予測 1946年の昭和の大噴火前の状況に似る
2010
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01
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09
地質学
鹿児島地方気象台と京都大学防災研究所火山活動研究センターは22日、鹿児島市役所で会見し、21日に観測史上最多の年間475回の爆発的噴火があった同市の桜島について、1946年に起きた昭和の大噴火前の状況に似ているとし「最終的には溶岩流出に至る」との見通しを示した。流出時期については「予測は難しく、マグマの供給などを注意して観測する必要がある」としている。 昭和火口は1939年10月に初めて噴火。活動と休止を繰り返...
1年に約64キロの速さで、地球の磁北がロシアへ向かって移動している
2010
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01
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05
地質学
地球の磁北が1年に約64キロというスピードでロシアへ向かって移動しているとする研究が発表された。地球の中心核で磁性が変動していることが原因だという。 地球の中心核は地表から深すぎるため、その磁場を直接調べることはできない。しかし、地表と宇宙空間で磁場の変化を調査すれば磁場の動きを推測することができる。今回発表された研究によると、中心核の表面に磁性が急激に変化している部分が存在するという。これは中心...
19世紀に作られたドイツ製の傾斜計を、京都大の敷地のがらくたの下から発見
2009
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10
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24
地質学
地球は、月と太陽の引力でゴムまりのように伸び縮みする変形を繰り返している。この変形を100年前に日本で初めて観測したドイツ製の傾斜計が、京都大の敷地のがらくたの下から見つかった。由来を調査した国際高等研究所(京都府木津川市)の竹本修三フェローは「戦争中につぶされ金属資源にされたと思っていた。歴史的な装置が見つかってうれしい」と喜んでいる。 京都大防災研究所のジェームズ・モリ教授らがこの夏、上賀茂地...
1707年 富士山の宝永噴火は最大級のプリニー式爆発 噴煙の高さは20,000m
2009
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10
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13
地質学
1707年に起きた富士山の宝永噴火は、噴煙の高さが約20キロ・メートルに達し、最大級の激しさをもつプリニー式の爆発だったことが、静岡大が古文書の記録を基に再現したコンピューター画像で明らかになった。 これまでの地質学的な推定では、噴煙の高さが約15キロ・メートルで、1段階下の「準プリニー式」噴火だと考えられていた。 神奈川県小田原市で開催中の日本火山学会で10日、発表された。 静岡大防災総合センターの小山...
沖縄でも大地震が起こる可能性 琉球海溝に「断層すべり」
2009
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10
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11
地質学
琉球大学、名古屋大学などの研究チームはこのほど、琉球海溝付近で発生した「海溝型地震」を初めて観測した。琉球海溝ではこれまで、プレートが互いに固着した領域(固着領域)がなく「海溝型地震」は発生しないと考えられてきたが、海底に設置したベンチマーク(基準)の移動がみられたことから、琉球海溝でも「海溝型地震」が発生することが明らかになった。 研究チーム代表の中村衛琉球大学准教授(地震学)は観測結果につい...
山の標高がそれほど高くないのは「気候」が要因
2009
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08
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20
地質学
世界中の山の標高がある程度まで抑えられている主な要因は、構造プレート同士の衝突による隆起ではなく、気候であるとする研究結果が13日の英科学誌ネイチャーに発表された。 デンマークのオーフス大学の研究チームは、世界の山脈のデータを集めて1つのモデルを作り、数学的にシミュレーションした。その結果、頂上は一般的に、雪線の上1,500mを超えることはないことが分かった。 このことは、世界を代表する高峰が北極、南極...
1年近く大きい地震無し 「震度5以上発生なし期間」 歴代2位に
2009
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08
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02
地質学
国内で震度5弱以上を観測する地震が発生していない期間が27日、計319日に達し、震度5、6を「強」「弱」に分類した現在の震度階級が導入された96年10月以降では歴代2位の長さになった。気象庁地震予知情報課は「07~08年に比べ、大分静かな状態」と説明。専門家は「たまたま大地震がしばらくないだけで、いずれは起きる恐れがある。引き続き警戒が必要」と呼びかけている。 気象庁によると、国内で最後に発生した震度5弱以上の...
台風が 「スロー地震」 を誘発し、大地震を抑制している可能性
2009
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06
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14
地質学
台湾を直撃する台風がいわゆる「スロー地震」を発生させ、大地震を防いでいる可能性があるとの研究結果が、英科学誌『ネイチャー』に発表された。 スロー地震とは、約30年前に発見された地震の一種。瞬時に発生して建物を倒壊させるほどの大地震ではなく、数時間から数日かけて断層にゆっくりとずれを生じさせる。 台北(Taipei)の中央研究院地球科学研究所の地震学者らは、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に...
謎の海丘群、八代海で発見 水深30mに同形状80個
2009
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06
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08
地質学
海上保安庁は、八代海において約80個の海丘が密集する極めて珍しい海底の地形を発見しました。 この海丘群は、第十管区海上保安本部所属の測量船「いそしお」による海底地形調査により、熊本県水俣市から西南西約10キロメートルの海域において発見されました。周辺は水深約30メートルの平坦な海底で、直径約50メートル、比高約5メートルのほぼ円形の海丘約80個が密集して存在しています。それぞれの海丘は、形や大きさがほ...
地球深部探査船 『ちきゅう』 再始動 いよいよ 『ライザー掘削』
2009
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03
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02
地質学
海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」(57,087トン)が再始動する。故障した推進装置の修理が23日に終わり、五月から紀伊半島沖で巨大地震の発生の仕組みに迫る掘削を再開させる見通しだ。2007年からの一次調査の成果を踏まえ、ちきゅうによる海洋科学掘削は新たな段階に入る(榊原智康) 国際研究協力プロジェクトの中で運用されているちきゅうは07年9月、「南海トラフ地震発生帯掘削計画」(南海掘削)による科学掘...
地球の磁場が気候変動に大きく関与か? デンマーク研究
2009
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01
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19
地質学
地球の磁場が気候変動に大きな影響を与えているという説を展開する論文が12日、デンマークの科学専門ポータルサイト「Videnskab.dk」などで発表された。 地球温暖化の主因は、人間の活動によって排出される二酸化炭素だとする一般的な見解を覆すこの説は、論議を呼びそうだ。 研究を発表したのは、デンマークのオーフス大学の地球物理学者、Mads Faurschou Knudsen氏と、デンマーク・グリーンランド地質調査所の地球物理学者、...
関東大震災級の地震、13世紀末にも? 津波の痕跡発見
2008
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11
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30
地質学
神奈川県・三浦半島で13世紀末の大地震によるとみられる津波の痕跡を、東京大などのチームが見つけた。江戸中期の元禄地震のひとつ前の関東大震災級地震とみられる。これまで200~300年とされてきた大震災級地震の発生周期とは隔たりが大きく、防災対策などにも影響しそうだ。24日から茨城県つくば市である日本地震学会で発表する。 東京大、高知大、産業技術総合研究所のチームは三浦半島の小網代湾で、深さ約3メートルまでの...
阪神大震災は400年前の地震の「滑り残し」か? 京大教授が新説
2008
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11
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25
地質学
阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震は、その400年前に起きた大地震の「滑り残し」で起きた可能性があるという分析結果を、飯尾能久・京都大地震予知研究センター教授がまとめた。茨城県つくば市である日本地震学会で、24日に発表する。 兵庫県南部地震のような内陸型地震の周期は一般的に数千年とされ、短くても千年に一度程度と考えられている。しかし、六甲・淡路島断層帯では1596年に慶長伏見地震が起こったとされ、わ...
鹿児島県の火山島 薩摩硫黄島の内部 宇宙線で透視 東大など初成功
2008
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11
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18
地質学
東京大、高エネルギー加速器研究機構、産業技術総合研究所のグループが宇宙線を使い、鹿児島県の火山島、薩摩硫黄島(標高704メートル)を透視することに成功した。活動中の火山の内部を見たのは世界初で、噴火予知の新たな観測手段になりうるという。 東京大地震研究所の田中宏幸・特任助教らは、地球に降り注ぐ宇宙線「ミュー粒子線」を受けて記録する装置を開発し、8月の約1カ月間、火山性ガスを噴き上げて活動中の同島に置...
男体山が活火山の可能性 7000年前の噴出物確認
2008
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09
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20
地質学
栃木県日光市の男体山(2486メートル)が活火山である可能性が高いことが、富山大理学部の石崎泰男助教(火山学)らの調査によって明らかになった。山頂の堆積物を調べたところ、約7000年前の噴火による噴出物が確認された。22日に秋田市で開かれる日本地質学会で発表する。気象庁は今後、現在国内に108ある活火山に、男体山を加えるかどうかを検討する。 気象庁が認定する活火山は、過去1万年以内に噴火したか、現在活発に噴気...
茨城県日立市 の 地層 が、日本最古 ( カンブリア紀 ) と 判明
2008
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09
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19
地質学
茨城県日立市にある地層が約5億年前の日本最古だったことが田切美智雄・茨城大教授(地球科学)の研究チームの分析で分かった。節足動物の三葉虫が現れたカンブリア紀に当たり、日本列島の誕生過程を探る手がかりになりそうだ。22日に秋田市で開かれる日本地質学会で発表する。 これまでの記録は、飛騨山地(岐阜県)の約4億9000万年~約4億4000万年前の地層だった。カンブリア紀(5億4000万年~4億9000万年前)の地層が国内で...
地球シミュレータ を使って、地球磁場生成 の新しいメカニズムを発見
2008
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09
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17
地質学
独立行政法人海洋研究開発機構地球シミュレータセンターの陰山聡グループリーダー、宮腰 剛広研究員、佐藤 哲也特任上席研究員は、地球シミュレータを使った大規模な計算機シミュレーションとバーチャルリアリティ技術を使った先進的可視化によって、これまでのシミュレーションでは表現できなかった地球磁場の新しい生成機構を見い出すことに成功しました。 今回、表現に成功した地球外核中の磁場は、地球の自転軸方向に伸...
茨城県沖の大地震、 富士山並みの巨大 「 海山 」 が 引き金か
2008
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08
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30
地質学
茨城県沖の海底に富士山並みの巨大な海山が沈み込んでいることが、東大地震研究所の望月公広助教らの調査で分かった。この海域で約20年間隔で起きるマグニチュード(M)7級の地震の原因とみられ、今年5月8日の地震(M7・0)もこの海山が引き金だった可能性が大きいという。29日付の米科学誌サイエンスに発表した。 海山は茨城県沖約100キロの海底下にあり、高さ約3000メートル、すそ野の直径約50キロ。海底...
北極圏の凍土に、地球の大気中の 6分の1 に匹敵する膨大な量の炭素 ( 980億トン ) が存在
2008
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08
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28
地質学
北米大陸の北極圏の凍土などの土壌に、全地球の大気中の6分の1に匹敵する膨大な量の炭素(約980億トン)が存在しているとの分析を米アラスカ大などがまとめた。地球温暖化により凍土が溶解すれば、炭素が二酸化炭素(CO2)やメタンになって放出される恐れがあり、温暖化を加速させることが懸念される。24日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。 米アラスカ州とカナダの139地点で、凍土を深さ1...
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